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チューイングブラシを使ったユニークな「咬合指導」




上の写真を見比べていただくと、子どもの歯から大人の歯へと「はえかわり」に従って、生じてくる異常が何となく見えてくるようではありませんか。もちろん乳歯のならびに、すき間がないと全てこうなってしまうと言うことではありませんが、非常に可能性が高いといえます。どうしても形として外にあらわれた歯ならびばかりに目をうばわれますが、もちろん原因となっている噛むことの不足や、そこから生じてくる身体の異常に注目していく必要があります。
自然に身につく「噛む」という動きも、じょうずに発育する為には、学習が必要です。身近に道具や物が一つもなければ手を使うことはできないし、他に人がいなければ言葉をしゃべることもできません。流れるような柔らかい物ばかり与えられていれば、固い食べ物は食べられなくなってしまいます。たまたま噛むことの学習を十分できなかった小児は、歯ならびや咬み合わせに乱れを生じることがあります。
この不足してしまった口の学習を大阪府茨木市に開業しておられる、吉原正彦先生がご自分で開発された、チューイングブラシを(写真)を使ったトレーニングにより、私どもの医院においても非常にすばらしい効果があがっています。単純にチューイングブラシを噛むとともに、脳を刺激するように細かな手先の作業をしたり、漢字の書き取り練習などをしたりすることによって顎がぐんぐん大きく育ちきれいな歯並びになっていきます。チューイングブラシを噛むと、内側のゴムのイボイボが歯ぐきを刺激し、全体の形が歯の並びや咬み合わせを自然に正しい方向へ導いてくれます。またチューイングブラシを噛んでいると、「つば」がどんどん出てきて、どんどん「つば」を飲み込むことになります。このことが「ベロ」のトレーニングになり、口全体を大きく育てることになります。この治療は、3〜4才から10〜12才くらいまでが対象となります。



「咬合指導」の症例

実際に噛むトレーニングをしている子どもたちは、歯ならびが良くなって来ているとともに、その前にまず最初に口元が引き締まり、食べ物を自然と上手に良く噛んで食べるようになり、学校給食等でもうまく飲み込めないでいつまでもクチャクチャしているようなことが無くなります。また性格も明るくなり、目がはっきりとして、賢そうな顔つきになり、実際に成績も上がってきます。医院に来られても、以前は落ち着き無くそわそわして治療拒否までしていたような子が、別人のように落ち着いてしっかり受け答えが出来るようになってきます。
・1997/9/5 (6歳2ヶ月 男)

咬合指導開始

5ヶ月後

1年後
・1991/5/31 (9歳6ヶ月 女)

咬合指導開始

8ヶ月後

5年後


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